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ありがとう!ELS-02シリーズ

2026年2月21日、新しいエレクトーン「ELS-03シリーズ」が発売になります。

それに伴い、僕の家では今まで使用していた「ELS-02X」とお別れすることになりました。

​この記事では、そんな我が家の「ELS-02X」との思い出を、ここに残しておきたいと思います。

1. エレクトーンの機種変って?

「楽器の新機種」というと、どんなイメージがありますか?

​最近は手軽に楽器を始められるようになったので、使っていたものを下取りに出して、新しいものを買うというイメージを持つ人も多いと思います。

しかし、やはり「その楽器にしかない良さ」というのもあるのではないでしょうか?

​分かりやすいのが、シンセサイザー。「往年の名機」という言葉があるように、その楽器にしかない音色があったりします。

​エレクトーンは今まで、様々な進化を遂げてきており、やはりその機種にしかない良さというのはあると思います。

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とはいえ、アコースティックな楽器やシンセサイザーに比べて、持ち運びが難しく、演奏場所では用意されている楽器を演奏することがほとんど。なので、演奏場所で用意される楽器に合わせて、ユーザーも対応していく必要があるのです。

特に大会やコンサート、イベントでは、最新の機種が用意されることがほとんどなので、たとえ「30年前のエレクトーンの音が好きで仕方ない!」という場合でも、誰かに演奏を届けようとすると、用意されている最新の機種を演奏することになります。

​そんなわけで、エレクトーンには「機種変」という文化があるのかもしれません・・・​。

2. そもそも、「ELS-02X」を買った経緯

僕が家で使っている機種は、ELS-02Xという機種。

​実はこの機種は、2014年から2025年末まで販売されていた「ELS-02」シリーズでは、最上位のモデルです。

実は、この最上位モデルを買うことになったのには、とある理由が。

それが・・・

「足鍵盤が届かない!」

そうなんです。

実は、エレクトーンを演奏するにはある程度の足の長さが必要なんです。

幼少期は当然、全く足が足鍵盤に届かないので、足鍵盤を高くする、別売りの「足台」を取り付けていました。

しかし、程よく足が伸びてくると、逆に弾きにくくなる。そうなると、足台を外し、通常の足鍵盤の高さで弾くわけですが・・・

​なんと、「ELS-02X」の一つ下のモデルである「ELS-02C」は、足鍵盤が体に向かって真っ直ぐ取り付けられていることによって、一番左端の足鍵盤が届かなかったのです!

しかし、「ELS-02X」は、足鍵盤が中央に向かって斜めになっている。扇子のようなイメージ。

「これだと一番左端の足鍵盤も届く!」

​そんな理由で、言い換えれば『仕方なく』ELS-02Xという上位モデルと付き合っていくことになりました。

​決して大会のために買ったというわけではありません(笑)

3. フォトギャラリー:「ELS-02X」の思い出のパーツたち

ここからは、我が家の「ELS-02X」の思い出が詰まったフォトギャラリー。

​短文解説付きでお楽しみください。

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数え切れないくらいタッチしてきた、液晶画面。

​このサイズの液晶も02シリーズでお別れです。

液晶画面横のボタン。

​ボタンの上に文字が書いてありましたが、練習の時の汗ですっかり消えてしまいました。

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演奏者視点で。

ELS-02Xはすべての鍵盤が端まで広がっていて、圧巻です。

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こちらのボタンも、汗で消えてしまっているところが多々。

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こちらも消えてしまった「M」の表記ボタン。

このMボタンはよく使うので、その左側の塗装が汗で禿げてしまっています。

​新しい03シリーズは、上鍵盤が全機種41鍵になったので、このMボタンの上に鍵盤がある光景を見られるのも、02シリーズまでです。

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音色を選ぶボタン。

03シリーズではボタンの形状も変わり、ボリューム・ブリリアンスボタンがなくなったので、ぜひ残しておきたい風景。

​さらに、リードボイス2にVA表記があるのも02シリーズまで。

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椅子も、おそらく両足ベースの摩擦によって破れてしまいました。

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そして起動時の画面と、初期化状態の画面。

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このロゴプレートも見納めです。

4. 「ELS-02X」を手放します。

この「ELS-02X」は僕のエレクトーン史において、重要な景色を見せてくれた楽器です。

エレクトーンの大会において、2019年に中学生部門、2021年に一般部門で1位へと導き、2020年から出演させていただいているTV「博士ちゃん」では毎回、自宅収録時に活躍。

2022年からお声がけいただくようになったヤマハのイベントに向けた練習でも大活躍し、今演奏しているオリジナル曲はほとんどこの楽器で生み出された楽曲です。もちろん、演奏グレード2級の試験に向けてもフル稼働してくれました。

さらに、このエレクトーンで制作・録音した楽曲で大学を受験。作編曲の活動でも、この楽器の音を使用したり、アイデア出しに使用したりと活躍してきました。

時には鍵盤が壊れ、ニーレバーが折れ、エクスプレッションペダルが外れ、データ作成中にフリーズし…

​これでもかという過酷な練習状況の中で、10年近く耐えて支えてきてくれた楽器です。

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折れたニーレバーは、今ではインテリアとなった。

エレクトーンは電子楽器なので、アコースティック楽器のように個体差はないとされていますが、やはりこの楽器が持つパワーというものはあったのではないかと感じています。

そんな楽器を手放すのは心苦しいですが、その前の01からこの楽器が受け継いだように、この楽器のパワーは必ず次の楽器にバトンタッチされるはずです。

様々な景色を見させてくれたこのELS-02Xに感謝し、新しい楽器を迎えたいと思います。

to be continued...

井上暖之 - Haruyuki Inoue

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